「自分好みのデザインの家にしたい」という願いは、マイホームを建てる時に誰もが抱くもの。

今回訪れたNSさん夫婦も、その希望を叶えた家族のひとつ。

外観は奥様たっての希望により、ヨーロピアンな可愛らしいデザインに。

均整の取れたビジュアルに仕上げるのが難しい北側玄関ながら、屋内の階段の位置を工夫することで、玄関側に印象的な窓を配置することができ、方角を感じさせないオシャレさを実現。

壁に施した凹凸の切り返しが、よりデザイナブルで立体的な印象を与えている。

一方、室内は、ご主人好みのモダンでスタイリッシュな空間。

「最初は外観も内装も夫好みのデザインで検討していました。でも、私は昔からヨーロピアンな可愛い家に憧れがあって。夫と相談したりモデルハウスを見に行ったりするなかで、少しずつヨーロピアンな家の魅力を伝えて、お互いの好みのデザインを取り入れた家にたどり着くことができました」と奥様。

最初はヨーロピアンなデザインに関心のなかったご主人も、今では「家に帰るたびに『この外観にして良かった！』と思っています」とにっこり。

共働きで、多忙を極めるNSさん夫婦。

土日も出勤しなければならない時もあり、1日のなかで家事ができる時間はごくわずかだそう。

そんな問題を解消するのが、最小の移動範囲でさまざまな家事をこなすことができる動線。

こだわりのキッチンには、『kitchenhouse（キッチンハウス）』が手掛けるアイランドタイプのものを選択。

そこから横移動で冷蔵庫、パントリーを兼ねた収納、ダイニングテーブルに移れるようなレイアウトを採用した。

洗濯場も兼ねた洗面所にも家事をラクにする工夫が。

洗面所の横にあるのは、なんと仕事着をメインに収納するウォークインクローゼット。

この配置にすることで、乾いた洗濯ものをそのまま収納することができ、かなりの時間短縮になるそう。

また、2階の寝室にあるオシャレ着用クローゼットと切り分けることで、洋服選びも最短で済むんだとか。

効率化と同じくらい重要視したのが、心の充足感。

音楽が趣味という奥様のリクエストで、ピアノが置けるマルチルームを設けた。

マルチルームと隣接するリビングは、天井が高く開放的な空間になっていて、スポーツ好きなご主人が筋トレするのに使うこともあるそう。

マルチルームは、ドアを開け放つとリビング・キッチンとひと続きに。

「子どもができたら、ここをプレイルームにしようと思っています。お客さんが泊まるときもこの部屋が使えるので、とても重宝しています」

「僕たち夫婦は、お互い早朝から夜まで仕事で慌ただしく過ごしています。だからこそ、家ではゆったり過ごせるようにしたくて、家事がしやすくて落ち着く空間を作ることを最重要にしました」と話すのはご主人。

かつての借家では、お互いの趣味である運動や音楽はできず、家事がスムーズに進まなくてケンカもしばしばだっだとか。

新型コロナ感染拡大をきっかけに、これからの生活について改めて考え直したというNSさん夫婦。

当時のことを、「住まいに対する悩みや問題を、三井ホームの設計士さんやインテリアコーディネーターに伝えました。そしたら、自分たちでは思いつかないアイデアをたくさん提案してくれて」とふりかえる。

その結果、借家では叶わなかった生活臭を感じさせないすっきりシンプルな空間や、無駄のない家事効率も、今ではすべてが実現。

「想像以上に快適な家になって、大満足です！」とにこやかに語る。