
年の差兄弟姉妹育児にヘトヘト、どう乗り越える?
長い夏休みがスタートし、年の差兄弟を育てているママさん、どう乗り越えますか?(えりママ)
- ママサポート
年の差兄弟姉妹の悩みに専門家が指南!夏休みはこう乗り切る!
えりママさん、お手紙ありがとうございます。
長い夏休みがスタートし、子どもとお家で過ごす時間が増えると、頭を悩ませるのが兄弟姉妹間のトラブル。
特に6歳~10歳ほどの年の差のある兄弟姉妹では、年の差ならではの悩みも多いよう。
そこで今回は、上の子と下の子で年の差のある兄弟姉妹の対応について、様々な分野の専門家3名にお話を伺いました~。
\ 教えてくれたのはこの先生たち /
~世界が注目する
「ウェルビーイング」の専門家~

岩田乃江留さん
~発育発達学の観点からアプローチ!~

中村和彦さん
~長年に渡り様々な育児現場で
ママをフォロー!~

森澤昌子さん
専門家に訊く!長い夏休みの乗り越え方

育児や家事は100点満点中40点を目指すくらいの気持ちで

まず、子育てはストレスフルであるということを認めましょう。
子どもと過ごす時間が増える夏休みなどは、育児や家事に完璧など求めないで40点を目指すくらいの気持ちで過ごしましょう。
そうすることで、ママの心の余裕が子どもにも伝わり、子ども一人ひとりと向き合える親子関係に繋がっていきます。

親子の関わりを大切に

子どもと過ごす時間が増える夏休みこそ、子どもの興味関心のあることを一緒に学び、親子の関わりを大切に過ごしてください。
子どもと過ごす時間は実は人生の中でとても短く、子育てとはいつか訪れるであろう“子離れ・親離れ” までの悲嘆のプロセス。
その中で重要なのが、子どもからの学びを大切に親も一緒に成長する「親育ち」です。
一人っ子、双子、年子、年の差兄弟姉妹など様々ですが、成長過程にある子どもたち一人ひとりと向き合い、長い目で親も子どもと一緒になって主体的、対話的に学んでほしいと思います。

年齢に関係なくできる「おうち遊び」がおすすめ

年の差兄弟の場合、子どもの発達段階によって興味関心が異なるので、遊びが合わないことも。そんなときは、お家でママと子どもが一緒にできる遊びを考えましょう。
おもちゃではなく、身近な素材の新聞紙や段ボールを使った工作遊びや、お家のあちらこちらに隠した宝(それぞれの興味のあるもの)を探す宝探しゲームも盛り上がります。
また、未就学児と小学生が一緒に利用できる児童館や子育て支援センターへ足を運び、そこで行われている遊びを参考にするのもおすすめです。
年の離れた兄弟姉妹のリアルママの悩みにお答え!
年の離れた兄弟姉妹ママが普段、リアルに感じている様々な悩みに、3人の先生方がアドバイスを伝授!

A.「上の子から」の法則
上の子には「大きいからできるはず」と思いがちなので、上の子を叱ってしまうのはよくあることです。
ですが、年の差のある兄弟姉妹では、上の子を優先するとうまくいくことが多いようです。絵本を読むのは上の子から、抱っこするのは上の子から、というように。
「下の子がかわいそう」と思われるかもしれませんが、案外下の子はその状況に慣れています。
上の子が悪いと見える場面でも、まずは上の子の言い分をしっかりと聞き、尊重してあげることで上の子の心が落ち着きます。
そうすることで、興味やマインドが外の世界へと広がっていき、自然と衝突の回数が減ります。

A.今日から実践してみて!しあわせのヒント~Three Good Things
寝る前に今日起きたうれしかったことや楽しかったことを3つ、親子で話をすることをおすすめします。
ポイントは一人ひとりの子どもの話を順番に聞いてあげること。
「今日はどんないいことがあった?」と質問することで、子どものポジティブ感情のスイッチが入ります。1日を幸せな気分で終えることができれば、睡眠の質も良くなり、一人ひとりと話すことで、親子の絆がぐっと深まります。
一週間続けると、3カ月間幸せ効果が続くという研究結果もあります。今日からぜひ試してみてください。

A.一時預かり保育をうまく活用
普段から上の子に下の子の遊び相手をさせすぎてしまい、知らず知らずのうちに我慢をさせてしまっているなんてことも。
一時預かり保育などを時には利用して、上の子とママだけの時間を作ることも大切です。
「ハッピーキッズen」では、1時間から利用できる託児や、未就学児から小学生までの兄弟が参加できるイベントも通年で行っています。こちらもぜひ気軽に利用してみてください。
ハッピーキッズen

A.最適なのはダンス!
ダンスは、幅広い年齢層の誰もが楽しめる「運動遊び」としておすすめです。
幼児期の「運動あそび」には、身体の発達を促すだけでなく体を楽しく動かして遊ぶことで育まれる力があります。
それは、思考力や判断力といった認知的な発達、コミュニケーション能力や表現力などの情緒・社会性の発達、動作の習得や運動能力の3つです。
これらを期待するには、子どもがのめり込むほどおもしろがって「運動あそび」をすることが必要。それに最適なのが、ダンスなのです。
「パプリカ」は、“幼少期に身につけたい36の動き”のうち二十数種類の動作が盛り込まれていて、幼少期から繰り返し躍るうちに体を上手にコントロールできるようになります。
兄弟だけでなく、親子みんな一緒に楽しんでください。
パプリカのダンス動画を見る